日本語指導助手日乗@ニューデリー

2025年8月より2027年8月までニューデリーで「日本語指導助手」として活動予定。

【このブログについて】

 このブログでは、僕ことchihariroがJFの日本語指導助手として活動するなかで感じたことを、僕の筆致で書き溜めていきます。

 派遣先はインド・ニューデリー。「ニューデリー日本文化センター(JFND)」という拠点に配属されました。日本とは生活も文化も大きく異なる地ですので、日本語教育に関することだけではなく、現地で日々を過ごしていく中で見つけたこととか、面白いと思うことなど、広く発信していけたらと思っています。

 当然のことですが、すでに「僕の筆致で」と書きましたように、ここにものしていく考えとか感想はchihariroの個人的な視座に基づくものであり、JFを代表したものではありません。文責はすべてchihariro個人にあるものとご理解ください。

 

 僕の経歴というか、どういう人間かというのはchihariroとは何者かにすこし書きました。過去の活動につきましては日本語パートナーズ記@マニラもぜひご参照ください。

 また、このブログは発信を目的としたものではありますが、僕自身のポートフォリオにもなっています。その日の内容に応じて「カテゴリー」を細かく付していますので、ご興味のある内容に応じて記事を検索していただくこともできるかと思います。インドの生活とか様子については「インド事情」、日々の気づきを含んだ言語一般に関する内容は「ことばの話」、教育的な方法とかTIPS的な考察は「教育の話」、といった具合です。「教材の話」は、もちろん日本語教育の教科書が中心となりますが、僕が扱うのは『まるごと』が多いので、必然的に『まるごと』の使い方についての記述が多くなるかと思います。

 文章を書くことは好きですが、このごろ長く書く習慣から遠ざかっていましたので、すこし読みやすさの点で劣化しているかもしれません。慣れてくるにつれてまとめるのがうまくなっていけばと思っておりますので、ゆっくりお付き合いいただけますと幸甚です。

インド370日目:演奏旅行

 JFNDの現所長とダイレクターはそれぞれギターとパーカッションができるので、日本関連のイベントに参加する際は、ほかの機関の方とバンドを組んでステージで演奏をすることがあります。曲目はインドの歌とか日本のアニソンとかいろいろですが、毎回オーディエンスはかなり盛り上がっているので、僕としても面白く感心しながら観ています。

 このたび、隣州の大学で日本文化イベントをすることになり、例によって浴衣体験とか書道体験とかを準備するのですが、その一環としてステージ演奏もやることが決まりました。で、なんと今回は僕もステージでバーンスリー要員として参加することになってしまいました。

 バーンスリーと他の楽器の親和性はよくわかりませんが、すくなくともギターとかカホン*1と合わせてやっている動画など見たことがありません。それに僕が持っているのはG管だけで、曲の調によっては吹くのがめちゃくちゃ困難になってしまいますので、そのあたりの打ち合わせは入念にやる必要があります。

 しかし、折悪しく休日やメンバーの代休、出張などが重なって、全員で合わせ練習ができるのは本番前日のみという危険な状況になってしまいました。またさらに悪いことに、歌とパーカッションを担当するメンバーが当日参加できないことが直前になって発覚し、残った所長(ギターと歌)と僕だけで間を持たせなくてはならなくなったのです。

 

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*1:ドラムセットを運び歩くのも難しいので、ダイレクターはいつもこれでビートを刻んでいます。

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インド346-7日目:研修的プネ出張

 現在インドにいる専門家は僕を含めて7人ですが、うち3名は僕と同期の派遣です。同期ってどういうことかというと、要は同時に事前研修(オンライン)を受けたというだけの話で、実際の着任時期は何ヶ月かズレていたりします。そのうちの1名であるところの上級専門家の先生は、デリーの事務所ではなくプネという西インド地域に派遣されていて、特に出張があまりない指導助手のポジションとしては、あまりお目にかかる機会がないのでした*1。

 このたび、デリーの上級専門家とプネの上級専門家とのお二方でワークショップを実施するのに際して、その見学という名目でプネに連れて行っていただけることになりました。

 

 そういうわけで、プネという地域が西の方にあることはもちろん知っていたのですが、基礎的な知識がそもそもありません。そればかりか、もうすぐ来印から1年が経とうとしているというのに、いまだにインド国内の地域の位置取りとか特徴がよくわかっていないのです。たしかに、担当業務がデリーの講座であることとか、生来社会科が苦手で、地理とか歴史にまったく疎いこととか、理由を並べればそれらしくは誤魔化せますが、その実、一番大きな理由は僕自身の勉強不足に他なりません。そのために、日本からの飛行機では『地図でスッと頭に入るインド』を読みましたが、なにしろ素養が少ないのでまったく頭に残っていません。約1年ぶりにいま引っ張り出してみたら、当時よりは地域名を知っている分わかりやすくなっているようです。

*1:同期ではないですが、南インドに派遣されている専門家も1人いらっしゃって、その方ともなかなかお会いすることはありません。

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インド324日目:修学旅行の思い出

 修学旅行で海外に行くというのは、高校まで公立だった僕にとっては高嶺の花でありました。まあ厳密には公立でも国外へ行くところはあるらしいですが、僕の高校(都立)は沖縄という平々凡々な行先でした。もちろん楽しかったのは間違いないのですが、30代の今をもって記憶に残っているのは、友人とソーキそばを食べたこととか、美ら海水族館のガチャガチャでブルーのゴムブレスレット(昔はやったホワイトバンドみたいなの)を手に入れるや1時間後に落としてしまったこととか、そういうなんでもない瞬間ばかりです。逆に、水族館でジンベエザメを見たとか、平和資料館で聞いた話なんかは残念なことにほぼまったく覚えていません。

 ただ、個人的に現地の方と話した記憶は鮮明に残っています。平和祈念公園に植わっている木のことが気になってバスガイドさんに聞いたところ「コバテイシ(現地名クァーディーサ―)」であることを教えてもらったとか、イノー(サンゴ礁)を見に行った際、ガイドのおじさんに筒状の貝殻が笛として遊べることを教わった*1とか、そういうのはまだ覚えているものです。

 

 さて、この度、日本のある高校からデリーへ修学旅行にやってくるとのことで、JF講座の学生たちと交流会を催すことになりました。

 

*1:いま初めて調べたのですが、おそらくフタモチヘビガイです。笛として遊ぶという情報は見当たりませんが、ほんとうにローカルな昔ながらの小さい遊びなのかもしれません。

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インド313日目:どうにか無事の開講

 ニューデリーのJF講座は年に2期あって、7月から11月くらいまでのをSem1、1月から5月くらいまでのをSem2と呼んでいます。この呼び方、年度を変に跨いでいて直感的ではないから嫌なのですが、まあ途中から変えるわけにもゆかず、このままになっています。

 で、その新しい学期が始まって1週間が過ぎたのですが、今期はいろいろと変更しなくてはいけない/変更したいところが多くあったので、どうにかここまでたどり着けてホッとしています。この頃ブログの更新がまったくできていなかったこともあります*1ので、今期から変更した部分を、メモとしてまとめておきたいと思います。

 

*1:20260712現在、ウズベキスタンの旅行記が半端に止まっていますが、思い立った時に書き継いでおきます。その後に行ったネパール出張も簡単に書きたいと思っていますので、ご興味のある方は暇なときに過去ログを漁ってみていただけると、もしかしたらアップされているかもしれません。

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インド269日目:漂泊的ウズベキスタン旅行③サマルカンドに話しかけられた日

 今朝はいまにも雨が降りそうな雲行きで、傘を携えて路地裏を行きます。車が2台はすれ違えないであろう道の真ん中には水路が通っていて、雨水が流れ込む仕組みの用です。少し上を見ると、家々からは長い雨樋がのびて、なるべく道の方に水を落とさんとしているように見えました。あとで調べるとこれはどうやら家が土とか石づくりのためで、日本のように家の根元に放水すると、壁や基盤が削れてしまうためのようでした。

これは雨が降り出してからの画像ですが、水をよけるのがなかなか大変です。

 

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インド268日目:漂泊的ウズベキスタン旅行②サマルカンド到達

 朝早く起きて7時半ごろチェックアウト、そのままローカル線にのってタジキスタン駅(北の方)に向かいます。日本で言うと東京駅みたいな位置づけと考えればいいでしょうか、スーツケースを引きずった人が駅の入り口にごった返しています。というのも入り口ではそれなりに厳重な荷物検査が行われていて、荷物という荷物はすべてコンベアへ、スマホすら持つことを許されずに金属探知機をくぐらなくてはいけません。

 で、チケットに書いてあった「出発の30分前までに乗車手続きをすませること」というのは確固とした決まりというわけではなく、上に書いたような時間がかかる恐れがあるので余裕を持ってくること、というていどの意味のようでした。切符のチェックもそこまできっちりはしておらず、ネットで散見されるような「チケットにスタンプを押される」こともなく、駅員にターミナルの場所を聞き、ホームでは再度車両を確認してから乗り込む*1だけでした。ちなみに、乗っている間の検札もありません。

直近で来る列車の時刻が表示されているのかと思いきや、毎日決まった列車が決まった時刻に来るだけで本数も多くないので、すべてのスケジュールを表示しているのでした。おおざっぱですが却ってわかりやすいです。

*1:いくつ車両があるのかは不明ですが、軽く10以上はあります。おそらくこの段階での確認が「チケットの確認」にあたるようで、各車両の入り口には1人ずつ駅員だか乗組員だかが立っていました。

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インド267日目:漂泊的ウズベキスタン旅行①初の一人旅

 よくよく思い返してみると、完全な一人旅は初体験です。これまでも海外に単身で足を運ぶことはありましたが、それは行先に友人がいるとか学会があるとかで、始終完全にひとりの時間を過ごすということは経験したことがありませんでした。で、この時期はちょうど学期の合間で隙が作れそうだと思ったので、2ヶ月くらい前からウズベキスタンへの旅行計画を進め、ようよう実行に移す時がやってきました。

 ちなみにウズベキスタン行を決めたのは、前任校に非常に優秀なウズベク人スタッフがいて、学生も少なくない数が在籍していたため、なんとなく身近に感じられていたからです。もっというと、どうも日本からだと直行便がなく、インドにいるうちに行っておいた方が遥かにアクセスがいいのでした。



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